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知っておきたい!乳幼児の救命救急

乳幼児の一次救命処置【後編】

乳幼児の一次救命処置【後編】

心肺停止やうまく呼吸ができないときに、一次救命処置をすることで生存率が上がります。すべての保育者が処置できるようにしましょう。
前編はこちら

 

4 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返し行う

【胸骨圧迫】(上図)
●3分の1くらい胸が沈むように力を入れる
●1分間に100〜120回のペースで圧迫する

心臓を上から刺激するのが胸骨圧迫です。胸が3分の1程度沈むくらいの力で、1分間あたり100〜120回のペースで続けて30回行います。強く・速く・絶え間なくを意識し、保育者同士で交代しながら行うとよいでしょう。

 

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【人工呼吸】
●頭部を後ろに下げ、あご先を上げ、気道を確保する
●1回に1秒、入れすぎに注意

乳幼児は、呼吸停止が原因で心停止を起こす割合が高いので、できるだけ速やかに人工呼吸を行いましょう。気道を確保し、胸が膨らむように息を吹き込みます。大人のほうが肺が大きいため、吹き込みすぎに注意。胸骨圧迫30回に人工呼吸2回をAED到着まで繰り返します。

 

AED到着!
↓↓↓

 

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5 AEDを使って処置する
●小児用のパッドがない場合は、成人用パッドで代用する
●電気ショックが流れた後も音声に従って胸骨圧迫と人工呼吸は続ける

電源を入れて音声に従ってください。付属の電極パッドを肌に貼りつけます。AEDが電気ショックが必要と判断した場合は、ボタンを押して電気を流します。電気ショックは不要と音声が流れた場合も、ただちに胸骨圧迫と人工呼吸を続けてください。

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掲載されているのは

PriPri プリプリ 2017年9月号

PriPri プリプリ 2017年9月号

81ページに掲載

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