My Wonder あなたの保育をサポートする

支援のアイデア

発達障害の基本的理解とサポート

子どもの気になる行動を、安易に「発達障害」と決めつけるのはよくないとわかっていても、コミュニケーションがうまくとれずに信頼関係がなかなか築けないと、不安になってしまうでしょう。また、医師の診断や療育につなげることが、子どもにとって有益な場合もあります。保育者は、「発達障害」について、正しい認識をもっておきましょう。

正しい理解とサポートで子どもの可能性を広げる
発達障害の原因である脳の機能障害そのものは、注意欠如・多動症の症状に有効な薬を除き、手術や薬で治すことはできません。しかし、子ども自身の発達や周囲の働きかけ、環境の整備などによって、不適切な行動を改善していくことは十分に可能だといえるでしょう。保護者や保育者が障害を正しく理解し、適切にサポートすることで、子どもの可能性を広げていけるのです。
本誌では、「こんなときどうすればいい?」と保育者が悩みやすい疑問について、専門家のアドバイスを紹介しています。
————————————————————–

教えてくれた人
榊原洋一
医学博士。東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学理事・副学長を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。長年、発達障害児の医療にかかわる。
永田陽子
臨床心理士・NPO法人子ども家庭リソースセンター理事。保育現場で、課題を抱える子どもたちと保育者の支援を行う傍ら、育児に悩む保護者の相談にも応えている。取材・文/こんぺいとぷらねっと イラスト/ノグチユミコ

この記事が詳しく掲載されているのは
PriPriパレット 春号
38ページに掲載
お知らせカテゴリー

この記事が詳しく
掲載されているのは

18ページに掲載

詳細はこちら

関連キーワード