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支援のアイデア

ワーキングメモリーとは?①

発達支援の場でよく耳にするワーキングメモリーということば。正確な意味を知り、支援に役だてましょう。
ワーキングメモリーとは、頭の中にいろいろな情報が入ってきたときに、どの情報を覚えておき、どの情報は削除するのか、整理する脳の能力のことです。
個人差はありますが、ワーキングメモリーは成長とともに発達していきます。なお、一般的な大人の短期記憶の容量は、無意味な数字で7個前後、意味のあることばで4個前後といわれています。
ワーキングメモリーがうまく働かないと、記憶が苦手なため指示を忘れて従えない、忘れものが多い、必要な情報の整理ができず今すべきことが判断できない、状況にそぐわない行動をする、新しい情報が入りにくく活動の切り替えが困難、などの姿となって現れます。ワーキングメモリーの弱さは、注意欠如・多動症(ADHD)の不注意や衝動性、学習障害(LD)の読み書きの苦手さなどと関係があるとされています。
ワーキングメモリーの弱さが表れる姿
・複数の指示が伝わらない
・複数の動きを覚えきれず、順番どおりに体が動かせない
・新しい情報が入りづらく、行動の切り替えができない
・大事なものを忘れる
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2023-2024 12・1月号

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