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支援のアイデア

〝発達障害〟と決めつけていませんか?②

集団活動に参加できない。じっとしていられない。思うようにならないとかんしゃくを起こす。このような姿を「この子は発達障害かもしれない……」と結びつけていませんか?しかし、子どもの気になる行動にはさまざまな理由や背景があります。
記録をもとに根拠をもって子どもに合った支援を
主観に頼らず記録を検証して適切にかかわる
子どもの行動を観察し、検証するときは、保育者ひとりの記憶や主観に頼らないようにします。時間や場所、子どもの行動や保育者の支援、その結果などを具体的に記録し、その子にかかわる保育者全員で情報を共有します。記録をもとに、〝こうしたらいいかもしれない→やってみる〟をくり返しながら、適切なかかわりや環境を見つけていくことが大切です。たとえば、友だちとトラブルになりやすい子どもの記録をつけていて、トラブルがいつも〝お昼の前〟に起きているとわかり、「朝ごはんを食べておらず、空腹でイライラしているのかもしれない」→「登園後、軽く食べられるものを用意してみよう」と対応できた事例があります。記録は、その子どもの支援に役だつだけでなく、園全体の支援力の向上にもつながります。
教えてくれた人/臨床発達心理士・特別支援教育士 高橋雅江
マンガ・イラスト/ちちち
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

15ページに掲載

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