2021年11月20日に行われた「川崎フロンターレvsセレッソ大阪戦」にて、発達障害のある子どもたちがサッカー観戦＆体験を楽しめる「えがお共創プロジェクト」が開催！

３年目となるこの取り組みは、川崎フロンターレ、JTB、ANA、富士通４社と川崎市が協働。

川崎フロンターレがまとめ役となり、JTBは発達障害の子どもが理解しやすい日めくり式のしおりを作成して誘導、ANAはパイロットやキャビンアテンダントが制服で子どもたちの出迎えや一緒に観戦も。富士通は子どもが気持ちや経験を表現するのを支援するソフト「きもち日記」で当日の日記を作れるコーナーを設置。川崎市は会場となる等々力陸上競技場を提供し、企業と自治体が手を組んで実施されました。

そして今年は、『PriPriパレット』も協力参加！

各社からスタッフが集結し、感覚過敏や不器用さを抱える子どもたちが安心できる環境が整えられたイベントをレポート！

■まるで選手の気分！ プロコーチによる親子サッカー教室とスタジアムツアー

真っ青に晴れ渡った空と青々とした芝生。初めて足を踏み入れる広いグラウンドに、子どもたちは目を輝かせています。コーチたちは子どもたちの特性に合わせてゆっくり指導。手でボールをパスして慣れることから始まり、ドリブル、シュート、最後は親子でサッカー対決！　親子のたくさんの笑顔が見られました！

ロッカールームや室内練習場など、めったに入れないスタジアム内の見学ツアーも！　記者会見室では、ふろん太くんと記念撮影！

■パブリックビューイングでサッカー観戦

当日は「川崎フロンターレvsセレッソ大阪戦」が大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催。等々力陸上競技場ではパブリックビューイングでの観戦です。川崎と大阪をビデオでつなぎ、観戦前には選手との交流タイムも！

■観戦中は休んだり、あそんだりしてOK！　パレットブースも大好評！

会場内には、あそびやリラックスできるスペースを用意。

『PriPriパレット』ブースでは毎号掲載している専門家監修「すきま時間あそび」のぬりえやめいろ、うつしえなどを準備しました！ 恐竜のうつしえや宝石のぬりえが大人気！ 親子で楽しんだり、何度もあそびにきてくれたり！　あそんだ後は記念に持ち帰る子もいました！

光や感触でリラックスできるように配慮されたカームダウンスペースも。

■マスコットやANAのパイロット、キャビンアテンダントに見送られて大満足！

最後は世界文化ワンダークリエイトから絵本のプレゼントも。子どもたちはキラキラと充実した笑顔で帰っていきました！

発達に課題のある子どもたちは苦手さや不器用さから活動や経験の場が狭くなりがちです。しかし、周囲が理解し、環境や関わり方を配慮することで子どもたちの世界は広がります。このような取り組みをきっかけに支援の輪が広がり、子どもたちが様々なことにチャレンジしていける機会が増えていくとよいですね！