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7月の月案ヒント箱

夏の保育への連続性を意識して~4歳児向けたなばた飾り

夏の保育への連続性を意識して~4歳児向けたなばた飾り

7月7日を前に作るたなばた飾り。今年は、7・8月の保育への「連続性」を意識して、作ってみませんか?

夏に楽しみたい製作といえば、「絵の具製作」ですよね!絵の具につながる活動をたなばた飾りに取り入れてみましょう。写真の織り姫&彦星は、染め紙と切り紙で作りました。製作のポイントは2つ。

【1】夏の活動への連続性。絵の具の前に手軽に楽しむ「染め」
絵の具をおろすときに心配なのが、色への興味が一気に爆発して、体や服、机や床までベタベタと色をつけてしまうこと…。楽しんでくれるのは歓迎だけれども、その後を考えるとドキドキしてしまいますね(汗)。

そこで、絵の具の前に「水性ペン」を使って色に触れてみましょう。織り姫&彦星の下半身は、水性ペンと霧吹きで染めた障子紙。絵の具の前段階として、色への興味を引き出したり色付けの楽しさを味あわせたりするのに、「ペンでの染め」はぴったりです!

【2】発達段階を押さえた「切る」動作
たなばた飾りを通して経験させたい「切る」技能。4歳は、重ねた紙が切れるようになる頃なので、織り姫&彦星の上半身に切り紙を取り入れました。破るから始まり、1回切りや直線切りなど、「切る」といってもさまざまな段階があります。発達段階を確認し、子どもたちが無理なく楽しめるように、見通し表もぜひ活用してください。

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日々の経験が積み重なり、子どもたちの興味は膨らんだり、段階的な発達を遂げられたりします。水性ペンでの染め(たなばた飾り) → 絵の具を使った染め(夏の絵の具あそび)と、長いスパンで製作活動を捉え、毎日の活動を考えると、また違った視点で保育計画を立てられそうですね。さて、そろそろ今年のお願い事を考えなくてはなりませんね。G嶋は、「コンサートか旅行に行きたい…」。(編集部G嶋)

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