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支援のアイデア

どうして友だちといまくいかないの?

支援の必要な子どものなかに、人との関係性を築くために必要な「ソーシャルスキル」の未熟さが見られます。人とのかかわりが苦手、みんなと一緒の行動が難しい……。そんな子どもが「友だちっていいな」を体験できるあそびを紹介します。
\療育現場に学ぶ/
あそびの支援のヒント
人とのかかわりを苦手とする子が、無理なくソーシャルスキルの土台を育むためには、どのような配慮が必要でしょうか。
HINT1 今日の目標を最初に伝える
「今日は『ありがとう』をたくさん言おうね」など、目標を最初に伝え、子どもと保育者が共有してスタート。あそびの中では、その目標に近づけるようなことばかけを意識して。
HINT2 あそびは集中と解放を組み合わせる
止まるなど「集中」と、動くなど「解放」を組み合わせることで、自分のからだをコントロールする力が育ちます。解放の時間があることで気持ちがほぐれ、その後に集中しやすくなる効果も。
HINT3 できたことをその場ですぐに認める
「『ありがとう』って言えたね」「止まってお話が聞けたね」などと、できたことをその場でほめて。できた喜びを子どもが実感することが大切。
HINT4 わからないときは教えて、成功で終わらせる
ルールやあそび方がわからない子どもは、保育者が積極的に手伝って。あそびを成功体験として終え、友だちとの触れ合いを「楽しかった」と感じ、友だちを好きになるかかわりを。
教えてくれた人/
●武蔵野東教育センター 副所長 高松明広
公認心理師・臨床心理士 大澤徹也
SST教室・リトムーブ教室担当 髙橋奈都子

イラスト/青山和代
取材・文/こんぺいとぷらねっと

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PriPriパレット 2023年10・11月号

PriPriパレット 2023年10・11月号

19ページに掲載

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