ひといちばい敏感な子HSC①
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| 繊細ちゃん”ということばを聞いたことがありますか?「救急車のサイレンや友だち同士のトラブルを見聞きして、怖がったり泣いたりしてしまう」「集団のなかでひときわ緊張した様子が目立つ」こういった生まれつき繊細な気質をもつHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)は、ことばかけや関わり方に特別な配慮が必要です。 | |
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ひといちばい敏感とは? 共感力が高く、物事に感情移入しやすい特性がある、繊細な子どもたち。大きなストレスや恐怖心を抱えやすく、光や音などの感覚刺激を我慢している場合もあります。特性を正しく理解して、安心できる関わりを心がけましょう。 |
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敏感さは病気ではなく個性 HSC(Highly Sensitive Child)は、生まれつき感受性が高く刺激に敏感に反応する子どものことです。アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士によって1990年代に提唱され、病気や障害ではなく気質のひとつで、子どもの約5人にひとりに見られるといわれます。HSCの子は刺激の多い環境が強いストレスとなり、腹痛や頭痛、発熱、不眠、便秘など体の不調が現れることがあります。また緊張や不安を感じると、落ち着きがなくなる、動けなくなる、泣きだすといった行動に表れることもあります。これらはHSCの子が自分を守るために起こす自然な防衛反応です。一方で、光や音、人の感情など、周囲の小さな刺激や感覚の変化を敏感に感じとることもできます。さらに、共感する力が高く、相手の気持ちをよく理解したり想像力が豊かであったりと、素敵な面を多くもっています。周囲にいる大人は、HSCの子がもつ敏感さを個性として受けとめ、安心して過ごせるように関わることが大切です。 |
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感情や感覚情報処理の「4つの特性」とは? HSCの感情や感覚刺激への反応の特性は、以下の4つにまとめられますが、どの程度当てはまるかは、子ども自身にしかわかりません。そのため、周囲の大人が4つの特性をよく理解し、子どもの反応を見逃さないように、丁寧に見守ることが大切です。
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どんな恐怖を感じているの? HSCの子は周囲の刺激や人の気持ちを深く受けとめるため、多くの恐怖を抱えて生活しています。予期せぬ出来事を怖がり、耳をふさいで固まったりすることもあります。また「ありのままの自分では嫌われるかも」「拒絶や攻撃の対象になるかも」という深い恐れを感じている場合も。恐怖の根本原因を理解して接することが大切です。
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教えてくれた人/ 長沼睦雄 イラスト/ネコポンギポンギ 取材・文/山口 有子 |

