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支援のアイデア

藤原里美先生の 園研修ルポ 前編 ②

マイナス面に注目→プラス面に注目
見方を変えたら、よいところが見えてきた
「以前は、水をジャージャー出してあそぶなどやめてほしい行動に目が向きがちでした」と、池谷先生。藤原先生の「物事のマイナス面ではなく、プラス面に目を向けてみて」というアドバイスを実践してみたら、水をジャージャー出している場面でも「楽しくあそんでいる」と、受け止められるようになってきたそう。
「私の気持ちもだいぶ楽になったし、指摘されることが減ったのでBくんの気持ちも落ち着いてきたように思います」
1年間の伴走で見えた保育者の育ち
保育者に寄り添いながらその育ちを支えてきた藤原先生に、1年間の変化を振り返ってもらいました。
(研修前)すり減っていた保育者
配慮が必要な子どもが複数在籍するクラスで、保育者は日々真剣に子どもと向き合っていました。子どものためを思い、活動に参加できるよう声をかけ、トラブルが起きればすぐに仲裁に入り、危険がないよう常に目を配ります。
しかし、関われば関わるほど混乱が増え、クラス全体が落ち着かなくなっていきました。どう関わればよいのかわからない、支援しているつもりなのにうまくいかない―責任感が強いほど、不安や焦りが募ります。子どもの行動を止めること、集団に合わせることに意識が向き、子どもの気持ちに目を向ける余裕がもてなくなっていました。
がんばっているのに手応えが感じられない葛藤のなかで、保育者の心もすり減っている状態でした。
(今後の展望)園の保育力が高まって
この1年で育った視点は、特定の子どもへの支援にとどまらず、クラス全体、園全体の保育力へと広がりを見せるでしょう。子どもの行動の背景を考える姿勢は、「困った子」ではなく「理由のある行動をしている子」という理解を園の文化として根づかせていきます。環境構成や関わり方の工夫はクラスの安定につながり、保育者同士が子どもの姿を共有し支援を考える土壌になります。
一方で、保護者への伝え方は容易ではありません。丁寧な支援の積み重ねと日々の共有を通して信頼関係が築かれ、子どもの育ちをともに支える連携へとつながっていくことが期待されます。今回の学びは、日々の保育のなかで生き続ける力です。
教えてくれた人/
チャイルドフッド・ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/すぎやままり 
取材協力/長岡市教育委員会 子ども未来部 保育課、長岡市内2園
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2026 6・7月号

PriPriパレット 2026 6・7月号

34~41ページに掲載

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