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愛着障害のこどもたち①

保育者や友だちと良好な関係を築けず、いつも気持ちが不安定で落ち着かない子……。もしかしたら「愛着障害」を抱えているのかも。「愛着障害」とはどんな障害なのか、発達障害との関連や、適切な関わり方も含めて解説します。
「愛着」とは、特定の人との心理的な結びつき
自分の欲求や不安に対して敏感に反応し、温かく応えてくれる相手に安心感を抱き、「この人がいれば大丈夫だ」と不安が解消されるような心理的な絆が「愛着」です。乳幼児期は、母親や父親など特定の養育者との間で、この応答的なやり取りを通じて愛着を形成するのが一般的です。
愛着障害ってどんな障害?
愛着形成の不全により不安定な行動が
「安心」「安全」といった心の拠り所を特定の相手に感じる「愛着」。その対象は母親とは限りませんが、主に養育者との関わりで形成されます。自らの欲求や不安に対する温もりある応答反応の積み重ねが、愛着を強固にしていくのです。
愛着障害の特徴とは?
愛着障害の特徴を理解するため、愛着障害の子だけに見られる3つの姿を覚えておきましょう。それらは愛着障害を抱えているサインとして表れますが、愛情を求めて甘える行動とは、異なります。
愛着障害で見られる3つの姿
愛情要求
安心できる相手への確認作業と試し行動
●わざと怒らせることをする etc.
自分を見捨てず愛情を注いでくれるかの確認作業をくり返します。わざと怒らせる、自分をかまってくれるのかを試すなどの行動をとりますが、わざと怒らせる試し行動は、関係を築こうとしているサインなので、対応は慎重に。子どもの言動に一喜一憂せず、ダメなことにはダメと一貫した態度をとりましょう。
自己評価の低さ
自信のなさや自己否定から人より優位に立とうとする
●なにかとほかの子に注意をする
●やたらと人にものをあげる etc.
自己評価の低さゆえ、人より優位な立場になれる行動をとりがちに。友だちに頻繁にものをあげることで、自分が価値ある存在だと示そうとしたり、「おしゃべりはダメだよ」など他人に注意をすることで、自分の優位性を示そうとしたりします。高所に上り、人を見下ろしたがる子もいます。
自己防衛
自分が傷つかないように鎧をまとう行為
●頻繁に嘘をつく
●すぐに責任転嫁をする etc.
教えてくれた人/
株式会社RIDGE SPECIAL EDUCATION WORKS
代表取締役 小嶋悠紀
イラスト/enaka
取材・文/仲尾匡代
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掲載されているのは

PriPriパレット 2026 6・7月号

PriPriパレット 2026 6・7月号

51~57ページに掲載

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