外国につながる子の支援①
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障害や言語・文化的背景の違いなどによる個別のニーズに対応し、どの子も排除されない「インクルーシブ保育」。今、国際情勢などの理由で、外国につながる子どもの入園が増えています。ことばや文化の違いを越えて、心を通わせられる保育について考えてみましょう。 | |
いつもの保育をベースにすればOKわかりやすさを心がけて 「外国につながる子ども」とは、国籍を問わず、言語・文化的に多様な背景を持つ子を指します。 近年、園によっては外国につながる子の入園が増えており、言語や文化、生活習慣の違いによって意思疎通の難しさを感じる保育者もいるようです。保育者が対応に悩むのと同様に、外国につながる子やその保護者も、園の生活に戸惑っています。たとえば欠席や早退の連絡方法にルールがあったり、子どもの持ち物にも詳細な指定があったりするのも、保護者が戸惑う理由のひとつです。また、「外国語に対応するためには、どうしたらよいか?」と悩む保育者もいますが、ベースは普段の保育でOK。わかりやすく伝わるようにひと工夫すると課題は解決していきます。100%正確に伝わるようにしなくてはと考えなくても大丈夫。失敗を恐れずコミュニケーションをとって、信頼関係を深めましょう。 |
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教えてくれた人/植草学園短期大学 こども未来学科准教授 相磯友子 イラスト/三好未菜 取材・文/麻生珠恵 |