ワーキングメモリーとは?②
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発達支援の場でよく耳にするワーキングメモリーということば。正確な意味を知り、支援に役だてましょう。 | |
ワーキングメモリーが弱い子どもには、環境を通してサポートしていきます。 ワーキングメモリーの機能そのものを改善する方法は、今のところ見つかっていません。しかし、環境を通したサポートにより、日常生活の困りごとを少なくすることはできます。話をするときは、たとえば「朝来たときにすることを話すね」「昼にすることを話すね」など時系列で説明する、ことばだけでなく文字や絵でも示す、短いことばで伝えるなど、子どもが理解しやすい方法を探してみましょう。話に集中できる環境を整えることも大切です。忘れものが多い、頻繁にものをなくすなどの場合は大人が一緒に確認する習慣をつければ、いずれ自分で確認できるようになるでしょう。 |
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園や家庭でできるサポート | |
話に集中できる環境を整える 話すときに気が散ってしまわないように、目に入る情報を減らす |
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その子がわかりやすい方法で伝える 聞いた説明のうち何が大切な情報なのかわかるように、絵や文字で示したり、一語で伝えたりする |
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確認作業を習慣化する 忘れもの、なくしものがないように、大人も一緒に確認する |
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教えてくれた人/帆足暁子 イラスト/川合翔子 取材・文/こんぺいとぷらねっと |