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「オウム返し」にどう応える?②

「会話がしづらい」と感じてしまいがちな子どもの「オウム返し」。保育者はどう対応したらよいのか解説します。
<たなはる CHECK>
「オウム返し」も自己表現のひとつ
子どもの意図が隠れている場合も
オウム返しは、相手の言ったことばをすぐにくり返す「即時性エコラリア」と、以前聞いたことばをくり返す「遅延性エコラリア」の2種類に分けられます。保育者は子どものオウム返しに困惑するかもしれませんが、オウム返しには子どもの意図が隠れているという目線で見るとどうでしょうか。たとえば、相手のことばを肯定したかったり、相手とやり取りをしているつもりだったりなど。不安をまぎらわせたいときに、好きなフレーズを唱える子もいるようです。意図がわからなくても、「オウム返しも自己表現」と認め、子どもの様子や会話の内容から意図を「わかろうとする」姿勢が大切です。
どんな気持ち?「オウム返し」のある子ども
「〇〇がある」と言いたい
「YES」と言いたい
ルールや決まりを確認したい
「〜してほしい」と言いたい
教えてくれた人/
言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

35ページに掲載

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