「オウム返し」にどう応える?③
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「会話がしづらい」と感じてしまいがちな子どもの「オウム返し」。保育者はどう対応したらよいのか解説します。 | |
「オウム返し」をポジティブに捉え、ことばかけを | |
子どもの意図理解に努めて 見落としてしまいがちですが、オウム返しは自分のことばが子どもに届いている証拠。まずは保育者自身がオウム返しをポジティブに捉えましょう。そして、子どものオウム返しに隠れた意図を探りつつ、わからなかったとしても、肯定的にかかわることが大切です。一見会話が成立していなくても「そうか」「うんうん」とあいづちを打つなど、会話を続けられるとよいでしょう。 留意すべきなのは、オウム返しを注意、叱責したり、否定したりしないこと。そして、子どものことばに意味づけできそうなら応答してみてください。子どもの自己肯定感を削がないかかわりを心がけましょう。 |
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子どもの意図を探る オウム返しがあったときの子どもの様子や前後の会話から、子どもの意図の理解に努めましょう。 |
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あいづちを打ち、応答的にかかわる 保育者には意図が理解できなくても、子どもは会話をしているつもりという場合も。あいづちを打って応えて。 |
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教えてくれた人/ 言語聴覚士 田中春野 イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔 |