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「オウム返し」にどう応える?③

「会話がしづらい」と感じてしまいがちな子どもの「オウム返し」。保育者はどう対応したらよいのか解説します。
「オウム返し」をポジティブに捉え、ことばかけを
子どもの意図理解に努めて
見落としてしまいがちですが、オウム返しは自分のことばが子どもに届いている証拠。まずは保育者自身がオウム返しをポジティブに捉えましょう。そして、子どものオウム返しに隠れた意図を探りつつ、わからなかったとしても、肯定的にかかわることが大切です。一見会話が成立していなくても「そうか」「うんうん」とあいづちを打つなど、会話を続けられるとよいでしょう。
留意すべきなのは、オウム返しを注意、叱責したり、否定したりしないこと。そして、子どものことばに意味づけできそうなら応答してみてください。子どもの自己肯定感を削がないかかわりを心がけましょう。
子どもの意図を探る
オウム返しがあったときの子どもの様子や前後の会話から、子どもの意図の理解に努めましょう。
あいづちを打ち、応答的にかかわる
保育者には意図が理解できなくても、子どもは会話をしているつもりという場合も。あいづちを打って応えて。
教えてくれた人/
言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

36ページに掲載

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