児童発達支援との連携実例レポ①
![]() |
|
|---|---|
| 「保育所保育指針」等や「児童発達支援ガイドライン」において、園と児童発達支援は、子どもの発達を支えるために、互いの専門性を活かした連携をすることが重視されています。実際の現場ではどのように連携をしているのか、実例とともに紹介します。 | |
|
子どもを〝まんなか〟に育ちを支えるために 障害や発達の特性があり、支援が必要な子どもは、園と児童発達支援の両機関に通うケースが少なくありません。これを「併行利用」といい、その場合、両機関で子どもの姿や支援内容を共有しながら、それぞれの専門性を活かして同じ方向を向くことが重要です。それは、こども家庭庁が目指す「こどもまんなか社会」の実現においても必要なことです。 令和6年に改訂された、児童発達支援における支援の質の向上を目的とした「児童発達支援ガイドライン」(こども家庭庁)では、園と児童発達支援事業所等との連携・接続の重要性が示されています。しかし実際には活発に連携しているとは言いにくい現状(P.52グラフ参照)も。ここでは、そのようななかでも連携して子どもの育ちを支えている現場に、連携の仕方やその重要性について伺いました。 |
|
|
子どもの育ちの連続性を 意識した連携を 園では一般的に「大きな集団」での保育、児童発達支援においては「個別」または「小集団」での支援が行われています。その両者が連携を図ることで、それぞれの特長を活かしながら子どもの成長を支えていくことができます。 連携する際に大切なのは、お互いの保育や支援の内容を知ることです。児童発達支援ガイドラインには、「子どもの育ちの連続性を意識した支援が求められている」と記されており、指針・各要領※を理解し、支援に当たることが重要とされています。指針・各要領には、下記の「5領域」が示されていますが、児童発達支援にも支援のねらい・内容を示した「5領域」があります。それぞれの「5領域」を見比べ、双方のねらい・内容を知ることは、関連性や連続性のある支援につながります。 |
|
連携の実態は?
|
|
| 連携のメリットは? | |
|
多面的に子どもを捉え、特長を活かした支援が可能 子どもがそれぞれの施設で過ごす姿を組み合わせることで、多面的に子どもを捉えることができます。園の集団で見られた困りごとを児童発達支援で個別にサポートする、児童発達支援で行うことばかけや環境設定のスキルを園で実践するなど、それぞれの特長を活かして支援に当たれます。 |
|
|
連携の方法は? 園と児童発達支援がお互いの施設を訪れ、定期的に子どもの活動を見る、会議で情報を共有するのが理想ですが、難しい場合は電話やオンラインでもよいのです。短時間でも打ち合わせを積み重ねることが子どもの理解と支援につながります。両者にとって負担が少なく継続できる形を見つけましょう。 |
|
|
連携会議で 園と児童発達支援だけでなく、必要に応じて保護者、医療機関等も交え、支援の方向性を話し合う。 連携会議とは? 子どもに関わる様々な関係機関が情報を共有し、一貫した支援を受けられるように連携する会議。園や児童発達支援、保護者、自治体、医療機関、心理士、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士などが集まり、支援方針、環境設定等の確認、調整を行う。 |
|
|
教えてくれた人/ 社会福祉法人清隆厚生会 理事長 坂﨑隆浩 イラスト/秋永 悠 取材・文/小栗亜希子 |

