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支援のアイデア

児童発達支援との連携実例レポ②

【実例1】
連携会議や園訪問などで、
支援を検討・共有する

 こども園あおもりよつばでは、園児が通所している児童発達支援事業所toi toi toi(トイトイトイ)と、ともに子どもに最適な支援を考えていきたいと、連携を積極的に行っています。気軽に相談できる関係を築き、子どもの育ちを支えています。
連携の始まりは?
利用が決まったら、児童発達支援から園に連絡
事業所の利用が決まったときに、保護者の同意を得たうえで、事業所から園に連絡をしたのが連携の始まり。児童発達支援管理責任者の椛沢先生とこども園あおもりよつばの園長、副園長の相馬先生と担任で顔合わせをし、子どもの園生活の様子や、保育者の目から見て課題だと思うところなどを、椛沢先生が詳しく聞き取りました。
どう連携している?
送迎時に顔を合わせて子どもの近況を話す
事業所からの園への送迎サービス時に、子どもの引き渡しをしながら、園の担任と事業所の担当者で子どもの近況を話します。「送迎時が一番無理なくコミュニケーションが取れます。電話でも話せることですが、やはり短い時間でも顔を合わせて話すことで信頼関係が築けます。子どもの発達についての相談も気軽にできるようになりました」(相馬副園長)。
関係者を集めて連携会議を行う
児童発達支援の園見学と連携会議をセットにして実施することも。見学で気になった点を、事業所の担当者と園長や担任を交えて話し合います。必要に応じて保護者や作業療法士、言語聴覚士などの専門家を交えて行う場合もあります。
児童発達支援が園を訪問し、活動の様子を見学することも
園で気になることがあったときは電話で話すこともありますが、園での子どもの様子を児童発達支援が見学する場合も。「どう対応するのがよいか迷うときに、発達特性の観点から、子どもの行動の理由を検討してアドバイスをもらえるのが、とても参考になっています」(相馬副園長)。
連携はなぜ必要?
同じ方向性で支援するために大切なこと
園と児童発達支援が同じ方向性で支援していくことが、子どもの発達を支えるためには重要だと考えます。児童発達支援で行っている支援を園でも取り入れることで、一貫性のある支援ができると同時に、保育者の支援の幅も広がります(相馬副園長)。
園での姿を知ることで子どもを的確に捉えられる
児童発達支援の個別対応時と、園の集団のなかでの子どもの姿に違いがある場合があります。そのため、園での様子を聞いたり、見学させてもらったりすることは、子どもを理解するために欠かせません。子どものニーズを的確に捉えた支援計画にもつながります(椛沢先生)。
連携してよかったことは?
就学支援がスムーズにできた
児童発達支援で、4歳児クラスの冬頃から保護者と就学の話を始めていたため、進級した際、園での就学支援がスムーズにできました。就学後に必要な支援などを、児童発達支援の視点から保護者に説明してもらえると、理解も得やすいと感じました(相馬副園長)。
園と直接話すことで適切な支援につなげられる
保育者に直接子どもの様子を聞いたり、相談したりできることが連携してよかった点です。保護者に間に入ってもらうこともありますが、意図と違う伝わり方になるケースも。直接、事実を伝え合えることは、子どもに応じた適切な支援を探るうえで重要です(椛沢先生)。
教えてくれた人/
社会福祉法人清隆厚生会 理事長 坂﨑隆浩
[園]こども園 あおもりよつば(青森県)副園長 相馬亜季
[児童発達支援]toi toi toi(児童発達支援事業所/青森県)
児童発達支援管理責任者 椛沢香澄
イラスト/秋永 悠
取材・文/小栗亜希子
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