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乳幼児期からのインクルーシブ教育の意義

インクルーシブ社会の実現を阻む思い込みなどは、成長過程で形成されます。育つ環境によって、子どもの意識は大きく変わります。乳幼児期からのインクルーシブ保育の意味を、今一度考えていきましょう。

インクルーシブ社会の実現を阻むのは?

・マジョリティー中心の見解で物事を決める風潮
・困りごとの原因はその人にあるという考え方
・悪意なき思い込みからなる差別や偏見
・気持ちや意見を表明しにくい雰囲気
・多様性を排除する、隠れたカリキュラムが多い環境 etc.

乳幼児期に経験したいこと

・様々な人との交流 
・自分と他者との違いを知り、ともに尊重されるべきという 認識の積み重ね
・話し合いにより解決策を導き出すこと
自分と違う他者を知り、関わり方を学ぶ
偏見や差別、無意識の思い込みは、人が育つ過程で出会う認識や価値観が心に刷り込まれて生じます。乳幼児期の子どもがインクルーシブな環境のもと、早くから多様性にふれることは、その後形成される価値観に深く影響します。
自分とは違う他者と当たり前にともに楽しむにはどうすべきか? トラブルをどう乗り越えて折り合いをつけるのか? それを体験して学ぶことは、将来的な人との関わり方にも影響し、それが社会の在り方や、世界平和につながるといっても過言ではありません。
自分も他者も尊重できるように
日本では、個人が集団の規律や規範に合わせ、周囲の人と調和することが、昔から大切にされてきました。保育でもその考え方は同様で、他国に比べて協調性が重要視されています。しかし、これからは、より背景や事情の異なる多様な他者とともに生きることが大切になってきます。
そのためには人権尊重、少数意見も踏まえた上での民主主義が重要となります。幼いうちから子どもたちが「自分は尊重されている」ことを実感できる保育を心がけましょう。

多様な他者との心地よい共存体験が
インクルーシブ社会の土台に
教えてくれた人/
インクルージョン研究者・一般社団法人UNIVA理事
野口晃菜
イラスト/オオイシチエ 
取材・文/仲尾匡代
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