0・1・2歳児の保育
保育室の安全対策「転倒・転落」
はいはいや、よちよち歩きなどが始まると、日に日に動ける範囲が広がり、昨日行けなかったところにも行けるようになります。活発になる子どもの動きを把握し、危険を事前に察知して、安全な環境をつくりましょう。
■よくある事故
・おもちゃにつまずいて転ぶ
・階段から落ちる
・ベッドやソファから落ちる
■予防策
ベッドや階段に必ずさくをする
子どもは突然寝返りができるようになります。ベッドから離れるときは、ほんの少しのあいだでも、必ずさくをしましょう。はいはいや、よちよち歩きのスピードは日に日に速くなるので、階段にもさくをして、事故を防ぎましょう。
いすやソファにひとりにしない
お座りができたばかりのころは、まだバランスをうまくとることができず、後ろに倒れて頭を打ったり、前に倒れていすから転げ落ちたりします。絶対に目を離さないようにしましょう。床に座らせる場合も、周りにクッションなどを置いて、転んでも頭を打たないよう予防します。
お話 小野崎佳代先生
元東京都荒川区立保育園園長。現在は東京未来大学の実習指導教員として、保育者をめざす学生の育成にあたる。「子どもとことば研究会」会員。