
4月ねこライオン
子どもたちの世界で、「大きいこと」「強いこと」は、勇者になる大事な条件のひとつです。この絵本のネコは小さくて力の弱い子どもたちへ、力強いメッセージを伝えてくれることでしょう。

5月いいね ともだち
この本の主人公、チムとタークの友情は、子どもたちに友だちになる方法、助け合いの楽しさ、友だちの良さをたっぷりと教えてくれます。日本の絵本を代表する作品のひとつです。

6月おおきな キャベツ
突然、大きなキャベツに子どもたちが巻き込まれて、さあ、たいへん! 子どもの想像力を広げる奇想天外なお話です。「おおきな キャベツ」の大きな包容力に、子どもも大人も包まれます。

7月たなばたの おはなし
天にのぼった七夕姫を追って、牛飼いの若者はウリのつるをつたって天へと向かいます……。ウリの水から天の川ができた日本の七夕伝説を、繊細で美しいタッチの絵でお届けします。

8月ふしぎな たまご
うさぎが野原で卵を見つけました。卵は割るまで何が出てくるかわかりません。白鳥の卵かな? 恐竜の卵かな? 楽しく想像が広がります。そして、意外な展開にびっくり!

9月ふしぎな コックさん
「できるかな」でお馴染みだったノッポさんが、子どもたちのために書いた、元気で楽しいお話です。子どもたちは主人公の立場で、一冊の本の中で人生の喜怒哀楽を味わうことができます。

10月ながい ながい ロープ
ななみちゃんの持つ長いロープをめぐって、アヒルとオオカミが追いかけっこを繰り広げる、スリルいっぱいのお話です。読者だけが知っている事実がアップテンポで展開されます。

11月きつねのパンと ねこのパン
キツネとネコの泣きじゃくる姿に、ついつい笑ってしまいます。この絵本は、何回読み返しても楽しく、心の底から笑うことができ、クラス中が温かくほがらかな空気に包まれることでしょう。

12月ばらいろの きつね
ひとりぼっちで生きる、ばら色のきつねの優しさと勇気の物語。森を守るために走るきつねの姿が感動的です。繰り返し読むことで、子どもたちの心に希望と誇りがわいてくることでしょう。

1月おせちの おしょうがつ
こぶまき、だてまき、ごまめ、くろまめ、きんとんなど、おせち料理がかわいいキャラクターになって登場します。お正月を身近に感じられる、ユーモアたっぷりのお話です。

2月ないた あかおに
人間と友だちになりたい赤鬼のために、あえて悪者になって姿を消す青鬼。「どこまでも君の友だち」という青鬼の手紙が心に沁みます。浜田廣介が小さな子ども用に作った特別なお話です。

3月はるは おしゃべり
春の新しい生命の躍動を感じさせる一冊です。大きくなることに憧れる子どもたちは、この絵本を創造的に活用していくことでしょう。春の植物たちの美しい芽生えの写真にご期待ください。