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支援のアイデア

【就学支援】
「チーム園」で保護者をサポート②

就学相談会や学校見学で、就学に向けた保護者の動きが本格化する時期です。保育者も自身の対応がこれで良いのかと心配になることがあるでしょう。就学に向けた保護者への対応について、東京都墨田区立緑幼稚園園長 東京都公立幼稚園・こども園教育研究会会長 河原宏子さんにお話を伺いました。
Q1 困りごとに気づかない保護者へはどう伝えていますか?
A 園に来て、子どもの行動を見る機会を
参観日や、それ以外にも個別に「1時間だけ見に来てください」などとお願いし、園での子どもの様子を見てもらうのが一番だと思います。おうちでの様子を聞くと、実は家庭でも同様に悩んでいる保護者がほとんどです。ですので、子どもが集団生活を送れるよう、園でもサポートしたいとお伝えします。療育施設を紹介するのもそのひとつです。保護者が気がついてない場合や、気がついていても受け入れられずにいる場合もあるので、急がず、時間をかけて話す必要があります。
Q2 保護者と信頼関係を築くために、どのようなことをしていますか?
A 困りごとを共有して、共感するようにしています
まず、入園時の面談で家庭での困りごとを必ず伺います。その際に「すべてはお子さんのためです。悩んだらいつでも、私たちに話してください、一緒に考えましょう」と伝えます。
悩みを共有するだけでなく、保護者の考えに共感し、見通しをもってアドバイスするようにしています。
ただし、信頼関係を築くのと、保護者と友だちにはなるのとは違います。「仲良し」になると、伝えたい課題がスルーされる可能性も。保護者にとって受け入れたくない話も伝え、手だてを提案できるようにします。
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教えてくれた人/筑波大学附属大塚特別支援学校 支援部長兼教務主任 佐藤義竹
イラスト/オグロエリ
取材協力/墨田区立緑幼稚園(東京都)
構成/tobiraco編集室

この記事が詳しく掲載されているのは
PriPriパレット 秋号
60ページに掲載
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