My Wonder あなたの保育をサポートする

支援のアイデア

発達に課題がある子を支える

保育者の声

 

発達に課題がある子の保育は悩むこともあるけれど、支援を通して育ちを感じられるとやっぱりうれしいもの。そんな保育者の声を紹介します。
子どもがつけた公園の名前にほっこり♡
自閉スペクトラム症がある女の子を4歳児クラスで担当しました。その子は、意思疎通が苦手なのですが、とても感性が豊かでした。
ある日、みんなで散歩をしているときに、遊具などがない広場を⾒て「ここの公園は、すべり台もブランコもないね〜」と言いました。そして、ちょっと考えながら「あっ! のんびり公園だね〜」とつけ足しました。素敵なネーミングに、ほっこり癒やされたひとときでした。
(保育歴13年/T・Oさん)
子どもに合った支援を残せてよかった
3歳児クラスで担当した男の子は、多動性や衝動性がありました。支援のひとつとして、絵カードを使って、朝の支度などを根気よく伝え続けたところ、きちんと靴をそろえて置いたりできるように。視覚支援が合っていたのはもちろんですが、その子の真面目で几帳面な性格がプラスに働いたのだと思います。
私が園を異動することになった最後の出勤日のこと。降園後に私の名前を大きな声で叫んで泣いたそうです。お別れはさみしいけれど、子どもに合う⽀援を見つけてあげられてよかったと思います。
(保育歴7年/A・Sさん)
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イラスト/松尾穂波 構成/麻生珠恵

この記事が詳しく掲載されているのは
PriPriパレット 秋号
64ページに掲載
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