どんなことしてるの? 加配保育者
障害がある、診断はないけれど集団が苦手など支援が必要な子をサポートするために園に配置されるのが「加配保育者」です。「加配保育者」とはどんな保育をして、担任や保護者とどう連携しているのかなどを、取材しました。 | |
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Q 担任や園との連携について教えてください。 | |
A 手だてを一緒に考えて、園で共有します。 加配保育者が担当の子をひとりで見ているのではなく、クラスの担任たちみんなで見て、互いに情報を交換します。友だちと一緒に行動できるように支援するなかで、対象児の変化はもちろん、クラスの子どもたちにも意識の変化が見られたら担任と共有します。加配保育者だけがその子を見ているのではなく、クラス担任のひとりとして、みんなでクラスの子を見ているスタンスです。 また、パニックになったなどのトラブルが起きると、「一緒にあそばせないでほしい」などのクレームが来ることがあります。そんなときは、必要に応じて、心配している保護者と個別に話すことがありますが、その際も加配保育者だけではなく、園長や担任を含めて園全体で対応します。 |
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各クラスの月案と週案。担任と加配保育者とで、個別に配慮が必要な子についての案を記録しています。 | |
————————————————————– 教えてくれた人/園長 布川順子先生 加配保育者 佐藤新一先生 取材協力/世田谷つくしんぼ保育園(東京都) イラスト/山村真代 撮影/西山 航(世界文化ホールディングス) 取材・文/江頭恵子 構成/tobiraco編集室 |
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この記事が詳しく掲載されているのは |
PriPriパレット 秋号 69ページに掲載 |
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