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支援のアイデア

着替えの支援アイデア〜ズボン〜

身につけるアイテムが多い冬。発達に課題のある子どものなかには、着替えが苦手な子もいるかもしれません。着替えが苦手な子に、どのような支援ができるのか、園での指導経験が豊富な作業療法士の中島そのみ先生にお話を伺いました。
今回は、多くの保育者が援助に悩むズボンの着脱。援助の方法や着替えにつながるアイデアをご紹介します。
保育者の援助
・「座ってはく」からスモールステップで
体が不安定では手を使うのが難しいため、慣れないうちは座ってはくよう促す。慣れてきたら、立ってはくことに挑戦するとよい。立ってはくときは、部屋の壁に寄りかかると、体が安定するのではきやすい。
着替えにつなげよう
・両手を使う動作を取り入れる
カゴに入れた荷物を、両手を使って運ぶあそびをする。運動あそびに使うマットを敷くお手伝いもよい。
・ズボンの構造を知る
人形にズボンをはかせると、手順や構造を理解しやすい。
・背中やおしりを意識する
しっぽ取りゲームであそぶと、ひもを取られないように注意することで、背中やおしりを意識できる。
家庭では
・すべりのよい素材を選ぶ
ジャージやスウェット素材などは、足を通しやすい。
・ファスナー付きは慣れてから
まずはウエスト部分がゴムのものを。ファスナー付きの前開きタイプは、慣れてから。
教えてくれた人/中島そのみ
イラスト/北村 人
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2021冬号

PriPriパレット 2021冬号

54ページに掲載

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