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支援のアイデア

睡眠障害の理解と対応①

発達障害の子どもが抱えていることが少なくない睡眠障害。脳の発達に大きくかかわる睡眠障害を少しでも改善するために、園や家庭で何ができるか考えてみましょう。
発達障害の子どもの多くが抱えているといわれる睡眠障害。とくに乳幼児期は、睡眠リズムが確立しにくい傾向があります。自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、音や光などに対する感覚が過敏なため、寝つきが悪かったり、すぐに目が覚めたりしがちです。また、注意欠如・多動症(ADHD)の子どもは、切り替えが苦手な特性によって、起きている状態から眠る状態へ、あるいは眠っている状態から起きる状態への移行がむずかしいようです。
保護者から「夜、寝てくれない」「夜泣きがひどい」などと相談されることもあるでしょう。持続する睡眠障害は、脳機能を低下させ、記憶力・判断力・注意力・意欲の低下などにつながります。体調不良や体力低下を引き起こし、園で元気に過ごすことがむずかしくなる場合も。子どもの心身の健康を守るため、家庭と連携しながら、改善の手だてを探っていきましょう。
6/15公開の「睡眠障害の理解と対応②」で、睡眠障害の子どもに対する園や家庭でできる工夫を紹介します。
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2022年6・7月号

PriPriパレット 2022年6・7月号

58ページに掲載

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