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支援のアイデア

いつ? 何する? 就学相談②

特別な支援が必要な子の就学先を検討するために、就学相談が行われます。その大まかな流れを特別支援教育の専門家である、久保山先生の解説でご紹介。
就学相談は面談から始まります
就学相談のまず最初に行うのが、就学相談の担当者との面談です。ここではその概要をご紹介します。
子どもの情報を共有する話し合いの場
就学相談で、最初に面談を行う主な目的は、①地域の学校についての情報を共有、②子どもの姿の把握、③保護者や本人の意向の確認の3点です。 生まれてから今までの育ちの様子や好きなこと・苦手なこと、家族の状況、医療機関や療育機関などの通院・通所歴など、さまざまな角度から情報を把握。面談での子どもの様子も加味し、子どもにどんな配慮や支援が必要か、どういう環境が適しているかを考える材料にします。 また保護者自身の不安や困っている課題も相談。子ども本人と保護者の生活や学習環境への意向、就学先の希望も話し合います。面談の担当者は地域の学校の教育環境の実態を知っているので、保護者は気になることがあればここで質問をするとよいでしょう。
キホン1 教育や児童発達の専門員と話します
キホン2 回数や時間はそれぞれ
キホン3 内容は、園には知らされません
キホン4 書類の準備が必要な場合も
キホン5 就学先を迷っていてもOK

教えてくれた人/独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター 上席総括研究員(兼)センター長 久保山茂樹

イラスト/松木祐子  取材・文/小栗亜希子

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PriPriパレット 2022年6・7月号

PriPriパレット 2022年6・7月号

62ページに掲載

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