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支援のアイデア

食事の環境をチェンジ!①

支援が必要な子どもの状態に合わせて環境を整備すると、ほかの子どもたちものびのびと過ごせるようになります。今回は、食事場面を取り上げます。
なぜ食べられないのか 理由を探るところから

支援が必要な子どもは、食に課題を抱える場合が少なくありません。家では食べられるものが園では食べられない、食事にほとんど手をつけようとしない、食事の途中で席を立ってしまう、といった姿があります。また、友だちの分に手を伸ばす子もいます。食べられない、食べようとしないという状態が同じでも、理由は子どもによって異なります。嫌いなものがあって食べられないのか、何か気になるものがあるのかなど、理由を探ることが必要です。
味覚や嗅覚の過敏さが原因となるケースもありますが、視覚や聴覚からの情報が多すぎるために落ち着いて食事ができない子もいます。園での姿だけで判断せず、保護者と情報を共有し、理由を探りながら、いろいろな視点から支援方法を検討しましょう。
教えてくれた人/チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/坂本伊久子
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PriPriパレット 2022年10・11月号

PriPriパレット 2022年10・11月号

44ページに掲載

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