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支援のアイデア

放課後等デイサービスを
利用するには?

放デイを提供する事業所は、近年全国的に増えており、比例して利用者数も増えています。ここでは利用の仕方や、サービスの内容をご紹介します。
施設の特徴を把握して、ニーズにあった選択を
放デイを利用するには、まず最初に施設に空き状況などの確認をし、利用に向けた相談をするとスムーズです。保護者と施設の管理責任者が話し合い、両者で決めたプログラム(障害児支援利用計画案)を作成、自治体へ申請書などを提出した後、契約になります。通所受給者証があると利用料が自治体から一部負担されるため、持っていない場合は同時に通所受給者証の申請を行うとよいでしょう。発達に支援が必要だとわかるもの(医師の診断書や意見書、療育手帳など)や必要書類を市区町村の福祉窓口に提出します。
現在は全国的に施設が増え、各施設により特徴が異なり、施設をいくつか組み合わせて利用することもできます。面談や体験をして、子どもに必要な療育の内容と合っているかと同時に、雰囲気や環境などをしっかり確認することが大切です。
もっと知りたい! 放デイ
1. 通所受給者証は自治体に申請を
通所受給者証がない場合は自治体の福祉窓口に申請します。今まで療育を受けたことがない、通常の学級に在籍しているなどに関係なく、医師などから支援が必要と判断されれば利用が可能。必要な書類は自治体に確認しましょう。
2. 利用できる回数はそれぞれ違います
月に利用可能な日数は、個別に上限があります。子どもや保護者の状況、利用意向などから審査されて決まります。上限日数の範囲内で、適した療育内容を考えます。
3. 多様な療育内容があります
施設により個別・小集団といった形態の違いや、運動中心や学習中心など、支援内容に特徴があることが多いです。疑問点は放デイの児童発達支援管理責任者に質問を。
4. 学校とも連携します
学校とも連携することが望ましいとされ、放デイで作成する個別の支援計画は、保護者の了解のもと学校と共有し、支援の方向にずれがないかを確認できます。
教えてくれた人/独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ
教育システム推進センター
上席総括研究員(兼)センター長 久保山茂樹
イラスト/松木祐子
取材・文/小栗亜希子
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掲載されているのは

PriPriパレット 2022年10・11月号

PriPriパレット 2022年10・11月号

60ページに掲載

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