担任&加配 コミュニケーション術②
担任と加配保育者の連携は、日ごろのコミュニケーションがカギとなります。アイコンタクトで、意思疎通ができる関係を目指しましょう。 | |
---|---|
1 園の支援の考え方を共有する 加配保育者が非常勤やパート勤務だと、園の支援の考え方などの情報が共有されない場合もあります。情報が共有されていないと保育観のズレが生じ「そこまで無理してサポートしなくていいのに」「なんで放っておくんだろう?」など、互いにモヤモヤすることも。そうしたことを防ぐためにも、加配保育者と目指すべき子どもたちの姿を共有しましょう。担任から直接、加配保育者に説明してもよいですし、園長からの説明の機会を設けてもよいでしょう。 |
|
2 事前に活動内容を話し合う クラスの活動は、担任と加配保育者が事前に話し合って活動内容を共有することが大切です。勤務時間に違いがある場合はすき間時間をじょうずに活用しながら、打ち合わせをしましょう。製作活動の下準備をするときは「Cくん、この工作なら作れるかしら?」など、担任と加配保育者で相談しながら、発達に課題がある子も参加しやすいように考えます。 |
|
3 お互いに提案型で話す コミュニケーションの基本は、子どもに対しても、保育者同士でも同じです。担任も加配保育者も「なぜ〇〇できないの?」など原因追求型で話すのはNG。子どもの前で互いを注意することも控えましょう。「Cくんが活動に参加するには、〇〇したらどうでしょうか? 一度、試してみませんか?」など提案型で話すことを心がけると、具体的な支援について冷静に話し合うことができます。 |
|
教えてくれた人/日本相談支援専門員協会顧問 福岡 寿 イラスト/まつむらあきひろ 取材・文/麻生珠恵 |