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支援のアイデア

あそび・片づけの環境をチェンジ!①

支援が必要な子どもが安心して過ごせる環境は、ほかの子どもにとっても居心地のよい場所となります。今回は、気持ちの切り替えが難しい片づけの場面を取り上げます。
続きができる安心感と 楽しくなるしかけを

支援が必要な子どもは、あそびを終えて次の活動に移る際、「今やっているあそびを止められたらもう二度とあそべない」と思い、あそびを終えることに抵抗する場合が。そのため、次の活動にスムーズに移ることが難しくなります。このような場合は、後で続きができることをその子が理解できる方法で示し、終えることに納得できるようにしましょう。例えば、保管できる作品やおもちゃを専用の箱に入れて、続きができることを視覚化するなどです。
片づけることに動機づけが必要な場合、漫然と「片づけましょう」と言うだけではなく、子どもの興味の延長線上で楽しく片づけられる工夫も大切です。片づけが楽しい活動になれば、保育者が促さなくても子どもは自分から動くようになるでしょう。
教えてくれた人/チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/坂本伊久子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2023年2・3月号

PriPriパレット 2023年2・3月号

38ページに掲載

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