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支援のアイデア

児童発達支援センターってどんなところ?②

保護者から子どもの発達の不安について相談された際、相談機関の名称は知っていても、そこで何が行われているのか、わからないままでは紹介しづらいものです。発達に関する相談窓口としてよく耳にする、児童発達支援センターについてご紹介します。
発達相談利用の流れ
保護者が子どもの発達を相談する際の流れを、武蔵野市の事例でご紹介します。
相談内容に応じて、適切な専門職が対応
保護者が発達の相談に来るきっかけや心情はさまざま。必要性をあまり感じていないものの、健診や通園先で勧められて訪れるケースや、逆に大きな不安を抱えて直接申し込みをするケースもあります。
武蔵野市児童発達支援センターみどりのこども館では、スタッフが初回面接で丁寧な聞き取りをした後、相談受理会議で個別相談を担当する専門職を決めます。すぐに計画相談の手続きを始める場合や、他機関を案内する場合もありますが、個別相談を重ねてから、それらを行うことが一般的です。
1. 電話やメールで初回面接予約
2. 初回面接
最初は保護者だけで来所してもらい、相談内容を聞き取ります。
3. 相談受理会議
相談内容をスタッフで共有し、どの専門職が担当に適切かを話し合います。
4. 他機関への案内
相談内容により、医療機関や児童発達支援事業所などの支援が必要と考えられる場合に他機関を案内します。
4. 個別相談
専門職が子どもの発達状況と環境のマッチングを見たて、保護者と相談します。定期来所、就学や進学の節目での相談などさまざまなケースがあります。
4. 計画相談
その子の発達の課題を整理し、保護者の希望を聞き取って、どのような福祉サービスを使うかも含めて、支援の計画を立てます。
教えてくれた人/武蔵野市児童発達支援センター みどりのこども館館長 平沼勝也
イラスト/オガワナホ 取材・文/仲尾匡代
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PriPriパレット 2023年2・3月号

PriPriパレット 2023年2・3月号

54ページに掲載

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