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支援のアイデア

どうすればよかった?
保護者対応①

発達に特性のある子の支援において、保護者と協力し合うことはとても大切ですが、うまくコミュニケーションがとれないときはどうすればよいのでしょうか。巡回指導や研修で発達支援のアドバイスを行っている牧野和江先生に、保育現場で実際にあった話を基に解説していただきました。
うまくかかわれなくても関係修復はできる!
子ども一人ひとりに合った保育計画を立てて成長を見守るという、保育者の役割を果たすためには、保育者と保護者の間に信頼関係が必要です。特に発達に特性のある子の支援は、保護者の理解や協力があってこそ、うまくいきます。
ただ、保護者の「この子をこう育てたい」という希望と、保育者から見た子どもの姿や提供できる支援が、常に一致するとは限りません。保育者と保護者の想いに「ずれ」が起きて、意思疎通がうまくいかないと、お互いに協力し合うことが難しくなってしまいます。
しかし、たとえうまくかかわれない出来事があったとしても、保護者に「一緒にその子の成長を見守りたい」という保育者の想いが伝われば、必ず関係は修復できると思います。お互いの想いに寄り添い合いながら、子どもにとってベストな支援方法をともに模索していきましょう。
教えてくれた人/牧野和江
イラスト/山村真代
取材・文/古屋あさみ
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掲載されているのは

PriPriパレット 2023年4・5月号

PriPriパレット 2023年4・5月号

51ページに掲載

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