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支援のアイデア

絵カード活用術「ルール・約束」

発達に課題のある子に絵カードを使った支援を取り入れる園が増えてきました。しかし、「いざ絵カードを前にすると、何をどう使えばいいのかわからない」という現場の声も。絵カードの基本的な使い方と、今日からすぐに始められる活用術を紹介します。
楽しみを見つけるのが苦手な子の期待感を高める
園生活を送るうえで、子どもが「今日は何をするのかな?」「明日は○○が楽しみだな」といった〝期待〟を持つことはとても大切です。しかし、発達に課題のある子は、自分で楽しいことを見つけたり、生活や活動に見通しを持ったりすることが得意ではありません。このような子には、保育者が事前に「明日は○○をしてあそぶから、楽しみにしていてね」と、知らせておくとよいでしょう。〝お楽しみ〟があると、意欲が高まり、生き生きとした表情が見られるようになります。
「楽しいこと」と併せて「ルール」や「約束」も示してみましょう
例えば、ブランコであそぶ前に「次の人に代わる」などの絵カードを保育者と一緒に見ながら、楽しくあそぶためのルールを確認し、ルールを守る約束をしておきます。友だちと交代せずにあそんでいたら、絵カードを見せて、約束を思い出すように促します。
発達障害の子が迷わず動ける!
PriPri発達支援
絵カードシリーズ
シーン別に豊富なラインナップ
❶食事・トイレ ❷着替え ❸清潔・片づけ
❹気持ち ❺コミュニケーション
❻ルール・約束 ❼集団の生活 ❽あそびの道具
●春の行事 ●夏の行事 ●秋の行事 ●冬の行事
絵カード共通内容
●監修/佐藤 曉(岡山大学学術研究院 教育学域教授)
●価格/2,200円(本体2,000円+税10%)
●内容/両面カラー絵カード60枚
    予備白紙カード2枚 A3判ポスター2枚
教えてくれた人/
岡山大学学術研究院 教育学域教授 佐藤 曉
イラスト/山中玲奈 絵カードイラスト/鹿渡いづみ
撮影/中島里小梨(世界文化ホールディングス) 取材・文/森 麻子
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掲載されているのは

PriPriパレット 2023年4・5月号

PriPriパレット 2023年4・5月号

31ページに掲載

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