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発達性協調運動障害とは?②

極端に不器用だったり運動が苦手だったりする発達性協調運動障害の見極め方とサポートの仕方を知りましょう。
発達性協調運動障害の子どもの不器用さは、個性の範囲として見過ごされることがあります。専門的なトレーニングを受けることで日常動作や運動機能は改善されるので、できるだけ早く作業療法や理学療法など療育につなげたいものです。
一方で、園が主導して療育につなげることは難しいかもしれません。診断がついていなくても、保育の中に協調運動を意識したあそびを取り入れることならできるでしょう。シールあそび、積み木など指先の微細な力加減を調整するあそび、ジャングルジムやなわとびなど体全体のバランスをとる運動がおすすめです。
協調運動を意識したあそび例
指先の微細な力加減を調整する
● シールあそびで、つまむ、貼るなど指先を使う
● 積み木あそびで、並べる、積む、形を作る動作に慣れる
● ねんどあそびで、指先の細やかな動きを鍛え、感触に慣れる
体全体のバランス感覚を鍛える
● なわとびで、タイミングに合わせて手足を動かせるようにする
● マット運動で、自分の体のバランスをとれるようにする
● ジャングルジムで、自分の体の位置や大きさを意識する
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子 
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2023年4・5月号

PriPriパレット 2023年4・5月号

63ページに掲載

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