『自由あそび』の環境をチェンジ!②
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子どもたちが、自分のペースで楽しく過ごせる環境を、園生活の場面ごとに考えていきます。今号は、「自由あそび」の環境設定を取り上げます。 | |
環境チェンジのポイント 年齢にこだわらず、子どもの社会性の発達段階に応じたあそび環境を整えることが大前提。まずは子どもの様子を観察しましょう。 |
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1 ひとりあそびを中心に好きなあそびを見つける どのようなあそびが好きなのか、何に興味をもっているのかを把握して、あそび出しやすい素材やアイデアをタイムリーに提案しましょう。保育者間で情報を共有して定期的に見直すことで子どものあそびの変化がわかり、成長を実感することもできます。 |
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2 子どもの社会性に合った環境でトラブル予防 トラブルの原因は子ども自身にはなく、環境設定が社会性の発達段階に合っていないから。「自分のもの」「人のもの」と公私の認識ができていない子どもに平行あそびをさせればトラブルになります。社会性の発達に合わせ、あそびのコーナーを分けましょう。 |
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3 保育者が人的環境となり一緒にあそぶ ブロックが目の前にあっても、砂場に誘われても、あそび方がわからない、何を作るか思いつかなければあそびは広がりません。保育者が一対一でかかわり、あそび方のモデルを示したり、イメージが湧くような設定を用意して、あそびを支援しましょう。 |
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教えてくれた人/ チャイルドフッド・ラボ代表理事 藤原里美 チャイルドフッド・ラボ専門相談員 黒葛真理子 イラスト/坂本伊久子 取材・文/こんぺいとぷらねっと |