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「オウム返し」にどう応える?①

「会話がしづらい」と感じてしまいがちな子どもの「オウム返し」。保育者はどう対応したらよいのか解説します。
「オウム返し」とはどんな状態のこと?
相手のことばをそのままくり返して言ったり、テレビで聞いたフレーズなどを、時間を置いてくり返したりすることを、エコラリア(オウム返し)といいます。自閉スペクトラム症(ASD)にこの症状が見られる傾向がありますが、症状があるからといって、自閉スペクトラム症とは限らないので注意しましょう。発達の過程のひとつである場合もあります。はっきりした原因は現在わかっていませんが、自閉スペクトラム症の場合は、コミュニケーションの質的な難しさがあり、その表れ方のひとつがオウム返しです。また、発達の一過程である場合は、相手のことばを模倣することで、ことばの学習をしているという捉え方もあります。
オウム返しをする子どもに対して、保育者はかかわり方に悩むかもしれません。しかし、オウム返しも子ども自身のことば。そう保育者が受け止めることが望ましいかかわりの一歩になります。
教えてくれた人/
言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

34ページに掲載

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