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支援のアイデア

こぐ動き②

「こぐ」動作に着目します。「こぐ」は三輪車やブランコなどで使う動きで、複数の動作を同時に行う必要があります。
園でできるあそび
一人ひとりの発達状態に合わせて楽しく取り組める活動を提案しましょう。
スモールステップで三輪車あそび
三輪車は、子どもに人気の「こぐ」乗り物です。1回では乗れるようにならないので、途中でいやにならないよう、三輪車に親しむところからスタートしましょう。友だちやものに衝突しないよう、広い場所であそびます。

1. 動きのイメージをもつ

ぬいぐるみのお客さん
サドルにお気に入りのぬいぐるみを乗せて、落とさないように押します。三輪車のイメージを具体化でき、筋力も使います。

2. 乗る感覚をつかむ

またがって地面を蹴る
サドルに座って、両足で地面を蹴って進みます。三輪車の動きや、体の使い方に慣れます。バランス感覚も養えます。

3. 三輪車の動きを確認する

保育者が押す
子どもが乗った三輪車を保育者が押します。足はペダルにのせておけばよく、ハンドルを動かすことに集中できます。左右の腕の協調で三輪車を操作する感覚がつかめます。

4. こぎ出しをスムーズに

壁ピタスタート
三輪車はこぎ始めに力が必要で、後ろに進んでしまうことも。壁際からこぎ出せば、おのずと前に進めます。
教えてくれた人/作業療法士、保育士 吉賀紀久美
撮影/中島里小梨(世界文化ホールディングス)
モデル/近江晃成 前田琉愛
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

40ページに掲載

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