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保護者に信頼される対応とは?①

発達に特性がある子の保護者は、わが子の育ちに戸惑い、悩むことが多々あります。どんな思いで保護者は子どもと向き合い、何を感じているのか。保護者の思いへの理解を深めるヒントと対応のキホンを紹介します。
保護者の葛藤を知り寄り添う対応を
年度初めは、保護者と信頼関係の土台を築く時期です。そのため保育者は、保護者の思いを知ることから始めましょう。特に発達に特性がある子の保護者の思いは複雑です。わが子の特性を受け入れるまでに、保護者は戸惑い、混乱し、時には怒りを感じる場合もあります。そうした思いをくみ取って寄り添うことが、保護者と良好な関係を築く第一歩です。
関係づくりのためには保育者から働きかけて、自分自身の保育に関する考えを伝えることも大切です。子どもの個性をどう捉えているのか、何を大切にしているのか伝えるなかで少しずつ信頼関係を築いていきましょう。そうした保育者の姿勢に共感すると、保護者はわが子の育ちに悩んだときに「〇〇先生に相談してみよう」「きっと力になってくれる」という気持ちになるなど好循環が生まれます。
教えてくれた人/筑波大学名誉教授 徳田克己
イラスト/コウゼンアヤコ
取材・文/麻生珠恵
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PriPriパレット 2024年4・5月号

PriPriパレット 2024年4・5月号

51ページに掲載

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