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支援のアイデア

就学支援Q&A①

一斉授業への参加や、複雑化するルールに適応できるのかなど、支援を必要とする子の就学においては、心配を抱く保護者が少なくありません。支援が受けられる就学先には、いくつかの選択肢があります。就学先はどうやって決まるのか、実例を交えながら一連の流れをご紹介します。
Q 就学先を考える際、何を大切にすべき?
A 子どもがその子らしさを発揮して学べる環境を
保護者の願いも大切ですが、一番大切にしたいのは、子どもがその子らしさを発揮して学べる環境かどうかです。適切な支援、合理的な配慮のもと、子どもが潜在能力も発揮して成長していける就学先はどこか、保護者と一緒に考えられるよう、その子の特性やよいところを把握し、うまくいっている支援なども保護者と共有しましょう。
Q 就学相談って、どんなことをするの?
A 多視点で、その子に合う就学先を検討します
相談を希望する保護者と相談員が面談をし、子どもの発達や課題、就学先などの情報、保護者の希望などを共有します。その後、教育学、医学、心理学などの専門家が関与し、相談員、専門員などによる在籍園での行動観察、医療機関などでの発達検査などの資料を収集。それらの資料に基づき、自治体の就学支援委員会などが、その子に合った就学先を総合的に検討します。
教えてくれた人/
東京都文京区教育委員会 教育推進部教育指導課
統括指導主事 髙橋拓也
特別支援教育担当主査 井上アヤ乃
特別支援教育担当 特別支援教育相談員 野口美智子

イラスト/ノグチユミコ
取材・文/仲尾匡代 

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PriPriパレット 2024年6・7月号

PriPriパレット 2024年6・7月号

54-56ページに掲載

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