滑舌の悪さは治るの?②
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「かえる」が「たえる」に聞こえるなど、滑舌についてのお悩みを聞くことがあります。何か手だてはあるのでしょうか。言語聴覚士がお答えします。 | |
音韻意識をあそびで育てましょう 先述したように、音韻意識とは、単語が音の単位でできていることに気づくことです。1音ずつ認識ができるようになると、音への意識が高まります。 園で個別に滑舌の練習を行うのは難しいでしょう。しかし、音韻意識は園であそぶなかで自然に高め、育むことができます。子どもが楽しめることを第一に、継続して取り組んでみましょう。下記にあそびの例を紹介します。 |
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【あそび方】 | |
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正しい名称、または誤った名称を言う | |
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発音が合っているか子どもが判別 | |
まちがいどっち? 準備 動物などの絵柄が描かれたカード。 ココを育む 聞いた音の間違いを考えることで、1音ずつに意識を向けられます。保育者の口元を隠しても単語が正しく判別できるようになったら、「からすがカーカー」「からすがターター」など文を長くしてチャレンジしてもよいでしょう。 |
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教えてくれた人/ 言語聴覚士 田中春野 イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔 |