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支援のアイデア

児童発達支援のナカミ、教えます!④


5領域対応活動プログラム

活動は、それぞれの領域が関連し合っている

現場で実践する活動プログラムは、5領域のうち特定の領域にのみ対応するものではなく、複数の領域にまたがっています。例えば「おにごっこ」は、走ることによる「運動・感覚」だけでなく、人との関わりの点で「人間関係・社会性」、ルールの理解などの点で「言語・コミュニケーション」などに関連しています。子どもの育ちを見逃さないように実践しましょう。
活動における支援ポイント
POINT1
ことばだけでなく、視覚に対しても伝える
耳より目からの情報のほうが処理しやすい特性をもつ子どもには絵カードなどを用います。注意や記憶のサポートにも役だちます。
POINT2
できないときはひとつ戻り「できた」を増やす
スモールステップで進めます。うまくいかないときはひとつ前の段階にアプローチし、達成感を感じる機会を増やします。
POINT3
自己肯定感を大切にたくさんほめる
できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向けます。子どもの楽しい気持ちやうれしい気持ちを継続させることが重要です。
POINT4
活動前後も支援の機会として大切にする
あいさつや準備、片づけなどを通して育つものもあります。活動だけではなく、活動の前後にあるチャンスも生かして支援します。
POINT4
家庭でもできることを保護者と共有する
支援の現場だけでなく、家庭とも連携しながら支援を進めます。一貫した支援を行うことで、習慣化しやすくなります。
教えてくれた人/
桜美林大学心理・教育学系准教授、スタジオそら顧問
公認心理師、臨床心理士、認知行動療法スーパーバイザー
小関俊祐
アース・キッズ株式会社・発達障害療育研究所研究員
公認心理師、臨床心理士、専門健康心理士、日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント実践士
土屋さとみ
イラスト/hakowasa
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2024-2025 12・1月号

PriPriパレット 2024-2025 12・1月号

4,8,10,12,15ページに掲載

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