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支援のアイデア

思いに寄り添う保護者対応①

発達に特性のある子どもの保護者とのやりとりは、思いに寄り添った接し方が大切です。さまざまなケースを例に、対応をご紹介します。
園への要求が多い保護者の気持ち
園や保育者への要求が多かったり、園の方針と異なる対応を求めたりする保護者。その気持ちを想像し、対応を考えます。
園に「○○してほしい」と要求する背景には、子どもの困りごとを改善したいという切実な心理が。安易に拒否せず、園でできる対応を検討しましょう。
対応のコツ
子どものためを思う保護者の気持ちを否定しない
保護者から要求があったとき、すぐに「それはできません」「無理です」などと断るのはNGです。園に要求を伝える保護者には、きっと子どもの育ちや園の対応で気になっていることがあるはず。まずは話を詳しく聞き、子どもを心配する保護者の気持ちに寄り添うことが大切です。その上で園での子どもの育ちや対応をしっかりと説明することが必要です。
対応のコツ
その子が過ごしやすくなる要求かを見極める
保護者の要求がどのような事実や情報に基づいているのかは、大切な判断材料のひとつです。実際に家庭でうまくいっている対応の場合もあれば、SNSで目にした先輩保護者の体験談ということもあるでしょう。要求に応えるかどうかは、それによって子どもが過ごしやすくなるか、園の環境でも可能かなど、さまざまな視点から判断をします。
教えてくれた人/筑波大学名誉教授 徳田克己
イラスト/コウゼンアヤコ
取材・文/小栗亜希子
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PriPriパレット 2024-2025 12・1月号

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