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支援のアイデア

子供の育ちは「サンドイッチ方式」で伝えて

できないことや苦手なことも、周囲の関わりや環境次第でできるようになります。保護者には「○○したら、△△ができるようになった」と希望を添えて伝えることも、支援に不可欠です。
「できること」で「できないこと」をはさんで伝える
不安を抱える保護者に、「○○ができるようになりましたが、まだ△△が難しいですね」と、ネガティブな面で終えるような伝え方はNG。保育者は、どのような支援が子どもの成功体験や達成感につながるかを、前向きかつ具体的に保護者に伝えることが大切です。その際、「できること」で「できないこと」をはさむ、「サンドイッチ方式」で伝えましょう。保護者は、子どもの姿をポジティブに捉えられるだけでなく、苦手なことへの支援方法が得られ希望がもてます。工夫次第で「できる」が増えるというマインドが大切です。
サンドイッチ方式でエピソードをまとめておく
支援を実践して見られた子どもの変化を書き留めておきましょう。保護者にいつでも伝えられるよう準備することが大切です。
(例)
①子どものできること
「好きなことは、不安があっても取り組むことができます」
②まだ難しいこと・できないこと
「でも、好きではない活動には、参加しません」
③支援によってできるようになったこと
「ただし、何度か見学したり、保育者と二人で事前に体験したりすると、参加できます」
教えてくれた人/
チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/青山和代
支援ツールデザイン/嶋岡誠一郎 
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2024-2025 12・1月号

PriPriパレット 2024-2025 12・1月号

20,21ページに掲載

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