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支援のアイデア

児童発達支援との連携実例レポ③

センターの機能を活かし、
通園型やカンファレンス、様々な形で連携

 児童発達支援には児童発達支援センター(以下、センター)と児童発達支援事業所があります。センターは地域の障害者支援の中核的役割を担う機関として、幅広い高度な発達支援と家族支援の提供や児童発達支援事業所の質を高めていく役割なども担っています。
 エンジョイ ウェルヴィレッジは、三重県亀山市にある児童発達支援センターです。通所型と通園型(園に通うようにセンターで一日過ごす)で子どもの支援を行うほか、重症心身障害児支援、保育所等訪問支援など、亀山市および近隣の自治体の園を含めて、センターならではの専門性を活かした連携を行い、地域の障害児支援の質の向上を目指した取り組みをしています。
連携の始まりは?
障害児相談支援事業所が連携会議を調整
ひとりの園児がセンターへ通所するのをきっかけに、障害児相談支援事業所の相談専門支援員が、初回の連携会議をコーディネートして、連携が始まりました。その後は担任とセンターが直接連絡を取り合い、子どもの様子や支援内容などの情報を共有しています。「きちんと連携が取れると、子どもが迷わない関わりを考えられるので、子どもが安心して過ごせると感じています」(坂本園長)。
障害児相談支援事業とは
児童発達支援を利用する子どもに対してサービスを受ける際の相談に応じ、申請や利用調整、利用計画の作成などを行う事業。また一定期間ごとにモニタリングをして支援の検証も行う。
どう連携している?
子どもの育ちを見て、通園型でセンターへ通うことに
園に在籍しながら、一定期間を通園型でセンターに通うことにした子どものケースも。「センターが保護者の相談にのってくれ、集団よりも個別対応のほうがその子の育ちにはよいのではないかと、通園型でセンターに通う提案をしてくれました。今は毎日センターに通いながら、いずれ子どもが保育園の集団生活に戻れるように、保護者を交えて話し合いを進めています」(坂本園長)。
[児童発達支援センターが担う役割とは]
センターだからこその専門的支援と幅広い連携
 近年、支援が必要な子どもたちは増加していますが、相談機関や受け皿が十分にあるとはいえないのが現状です。また「どこに相談すればよいかわからない」という声をよく聞きます。当センターでは、その相談先の一翼を担い、地域の子育て世帯を支えています。
 当センターには、保育士に加えて臨床心理士や理学療法士、言語聴覚士などの専門家が在籍し、専門的な観点から発達支援にアプローチしています。また、週に1〜2回、数時間通う「通所型」だけでなく、より継続的な関わりがあるとよいのではないかと考え、センターで一日を過ごす「通園型」にも取り組んでいます。野登ルンビニ園や白鳩保育園の連携例のように、園の集団生活が難しい子どもに一時的に当センターに通園してもらい、いずれ園に移行できるような支援も行っています。地域の園で当センターの専門家による研修会を開催することもあります。多くの方にセンターの幅広い役割を知ってもらい、園との連携が広まることを願っています。
(志村浩二 センター長)
教えてくれた人/
社会福祉法人清隆厚生会 理事長 坂﨑隆浩
お話を聞いた人/
[児童発達支援]エンジョイ ウェルヴィレッジ(児童発達支援センター/三重県)
センター長 志村浩ニ
統括児童発達支援管理責任者 志村直子
[園]野登ルンビニ園(三重県)
園長 坂本鏡子
イラスト/秋永 悠
取材・文/小栗亜希子
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