発達支援 基本の【き】③
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DCD(発達性協調運動症) 手と目、手と足など、複数の部位を同時に使ったり動かしたりすることが困難で身のこなしがぎこちなく、手先の不器用さもあります。努力不足と思われやすいのですが、発達障害のひとつで適切な支援が必要です。 |
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〈 見られやすい姿・行動 〉 ⚫︎よく転ぶ ⚫︎スキップや縄跳びができない ⚫︎食具をうまく使えず、食べ物や飲み物をこぼす ⚫︎身支度に時間がかかる ⚫︎お絵描きが苦手/そもそも描こうとしない ⚫︎粘土や折り紙、積み木が苦手 など |
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![]() 体を大きく使うあそびを取り入れる トランポリンや雑巾がけリレーなど、全身を使うあそびを取り入れると、体の動かし方をつかみやすくなります。ただし、運動への苦手意識が強いため、楽しむことを最優先にすることが大切です。 ![]() ふだんの生活のなかでも自分の体を知る機会をつくる 泥あそびや水あそびのあとで体を拭くとき、できるだけ自分で拭くように促してみましょう。腕の長さや腰の高さなど、各部位の位置やサイズ感を認識することも、思うように体を動かすために重要です。 |
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より適切なサポートを行うために 専門機関とのつながり |
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![]() 児童発達支援(センター・事業所) おもに未就学の子ども(0〜6歳)へ基本的な生活動作や技能、集団生活への適応を支援する福祉サービス。園と児童発達支援は、互いの専門性を活かし、支援を一貫させるなど連携することが重視されています。 |
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![]() 自治体(保健センターなど) 保健センターでは保健師や専門スタッフが子どもの発達の相談に応じ、福祉サービスや医療機関へつないでくれます。発達支援の専門家が園を訪れ、子どもの見たてや保育へ助言を行う巡回相談も自治体が窓口です。 |
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![]() 医療機関(児童精神科・小児科発達外来など) 発達障害の診断は、主に児童精神科、小児神経科、小児科の発達外来で行われます。状況に応じて、園も保護者や医療機関と連携して支援や配慮の内容、子どもの状況について情報を共有します。 |
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![]() 就学先(小学校・特別支援学校など) 園と就学先は、子どもの発達の連続性を意識し、交流・情報共有を通して連携することが重要です。就学後も継続的なサポートが受けられるよう、学校側に伝えたいことは事前に保護者と共有しておきましょう。 |
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切れ目のない一貫した支援のために 発達支援に欠かせないのが、専門機関との連携です。発達障害と診断されたから支援するのではなく、障害の有無に関係なく、生活のなかで子どもが困難さを感じているようであれば支援が必要です。ノウハウのある専門機関とつながることで、より適切な支援につなげられます。 これらの機関は、基本的には保護者から相談する必要があります。一方、園では児童発達支援などの機関と定期的にふだんの保育について共有する機会を持ったり、巡回相談を活用して保育を見直したりと、関係を強化しながら各所でできることを考え、その子に合った支援につなげていきましょう。 |
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教えてくれた人/ 東京都清瀬市 子どもの発達支援・交流センターとことこ センター長 岩澤寿美子 イラスト/鈴木衣津子 取材・文/オフィス201(中西翔子、船越 唄) |






