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子どもの育ちを記入する「要録」とは

子どもの育ちを記入する「要録」とは

子どもの発達をスムーズに支えるために、小学校への引き継ぎ書類としても作成する「要録」。次の担任へしっかりと育ちを伝えるためのポイントをご紹介します。

 

自分自身のためにもなる「要録」
要録とは、子どもの育ちを記入し、次の担任や小学校へ引き継ぐための資料です。「幼稚園幼児指導要録」「保育所児童保育要録」「認定こども園こども要録」と名称は違いますが、子どもの育ちについて書くという点では同じです。

 

子どもがスムーズに新生活を送るため、そして次の担任が子どもの育ちをしっかりと把握するために必要な要録ですが、「保育者自身のため」にも大切なものです。要録を書くことで自分の保育を振り返ることができ、次年度の保育に向けて新たな目標が見えてくるでしょう。

 

ふだんから記録する習慣をつける
小学校への引き継ぎが迫る年度末に、あわてて一人ひとりの子どもの育ちを思い出そうとしても、難しいものです。ふだんから子どもたちを5領域の視点(健康/人間関係/環境/言葉/表現)からよく観察し、自分がどうかかわったか、それによって子どもがどう成長したかを記録しましょう。

 

そうして日常的に書きとめておいた保育記録や、個人記録などを活用することで、子どもが園でどのように成長してきたかが見えてきます。

お話/横山洋子(千葉経済大学短期大学部 こども学科 教授)
イラスト/ひのあけみ

 

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PriPri プリプリ 2015年1月号

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