0・1・2歳児の生活
育ちの気がかり、保護者への声かけ例【2】
■保護者の不安
「ことばが遅くて心配です」
■保護者への声かけ例
「ちゃんとことばを理解していますよ。『あっ』と言いながら指さししているので、しゃべりだすのも、もうすぐですね」
「今日、散歩中に犬を指さして『ワンワン』と言いましたよ!」
■解説
「そのうちしゃべるようになるからだいじょうぶですよ」と、漠然とした予測や裏づけのない答えをくり返すだけでは、保護者の心配は消えず、保育者への信頼も揺らぎます。
発達の道すじにのっとって、今のようすを肯定的に伝えれば、保護者も安心するでしょう。園で初めてことばが出たときは、そのときのようすを具体的に報告して、喜びを共有します。