0歳児/1歳児
新入園児の受け入れココが大事!「家庭での生活を知る」
事前アンケート・入園前の面談
どんなに月齢の低い乳児でも、初めての場所、保護者とは違う保育者に対しての不安と緊張を小さい体と心でいっぱいに受け止めていることでしょう。その不安を和らげ、これまでの家庭生活に近い生活リズムで快適に過ごせるようにしていくため、一人ひとりの子どもの入園前のようすを十分に把握しておく必要があります。
まず、新年度が始まる前に行う個人面談の目的は、園からの一方的なアプローチではなく、保護者の立場に立って子どもの育ちについての話を聞き、家庭生活でのさまざまな情報(食事・睡眠・排泄に関することなど)をはじめ、保護者の接し方や育児についての考え、要望をできる限り具体的に話してもらいます。
事務的にならず、楽しい雰囲気のなかで話を聞き、相互理解ができるよう努めることが重要です。
特にアレルギーのある子、特別な配慮の必要な子どもについては、看護師や栄養士も同席し、保護者とさらに細かい情報交換をすることが求められます。
かかりつけの病院や療育機関との連携が必要な子どもは、保護者の承諾を得て、より詳細な個別支援計画を作成していきます。
監修・お話/今井和子(元立教女学院短期大学教授)