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0・1・2歳児の保育

排泄の自立を支える養護~成長の把握

排泄の自立を支える養護~成長の把握

排泄の自立をうながしましょう

乳児期は大脳の発達が未熟なため、直腸や膀胱にたまった排泄物は脊髄の反射中枢を介して反射的に排泄されます。成長につれ、膀胱の機能が発達し、大脳でコントロールできるようになりますが、子どもが自分の意志で排泄するようになるのは生後2~3年からです。

トイレで排泄できるようになるには、周りのおとなの働きかけが必要です。保育者が丁寧に声をかけ、排泄の養護をすることで、子ども自身が汚れたままだと気持ち悪い、きれいにすると気持ちよいという快・不快を知り、排泄を意識するようになるのが第一歩です。また、排泄の自立は個人差がとても大きいものです。排泄の自立に向け、子どもの体の準備が整っているかを見極め、子どものサインを的確にとらえてじょうずに誘うことで習慣づけていきます。

監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修で講演などを行っている。

 

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PriPri プリプリ 2015年7月号

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