集団のなかでちょっと気になる4タイプ
年度の後半の保育に入ると、運動会やおゆうぎ会、生活展といった行事が続きます。集団での活動機会が増えると、自分の意見を押し通そうとする“いばりんぼうタイプ”や、多数派の意見にのってばかりの“流されタイプ”など、仲間へのかかわり方や集団のなかでのふるまいに、「ちょっと気になるなぁ……」と感じる子がとりわけ目につくようになってきます。
この“ちょっと気になる個性”ですが、視点を変えて見てみると、その子の「いいところ」になることもあります。多くの行事活動を通じて、集団のなかで仲間とかかわる力を伸ばしたいこの時期、子どもたちの“ちょっと気になる個性”をよりよい方向に伸ばして、もっと魅力的な個性に育てていけたら素敵ですよね。
●ちょっと気になる4タイプとは
・いばりんぼう
・流されタイプ
・ひとりぼっち
・こだわりや
お話/酒井志穂(鎌倉市・おおぞら幼稚園教諭)
取材・文/森 麻子
イラスト/鹿渡いづみ