0・1・2歳児の保育
一対一の授乳時間がはぐくむ信頼関係
授乳は単なる栄養の摂取だけが目的ではありません。おとなから世話をしてもらい、欲求を満たしてもらえたという喜びを子どもが得ることが、人との信頼関係を築くうえで重要な意味を持ちます。
授乳には20分ほどかかりますが、見つめ合い触れ合う大切な時間と考えて、一対一で静かに落ち着いて、安心できる環境で行いましょう。
6~7か月までの月齢の低いうちは、子どもをしっかり抱いて視線を合わせ、「おなかすいたのね、ミルクたくさん飲んでね」などとやさしく語りかけながら授乳しましょう。7か月を過ぎると徐々に自分でほ乳瓶を持って飲むようになりますが、落としたりあそんだりしないように、目を離さず見守りましょう。
授乳が促す心の育ち
●アイコンタクトを通して世話をしてくれる人の顔を覚える→愛着関係の形成・人との信頼関係の形成
●しっかり抱かれて安心感を得る
●口を通しての探索活動